誤解されていた先祖
オオカミは野生では群れで暮らさず、優位を維持するために
ほかのオオカミと戦うアルファ[階級第一位]のオスなどいない・・・
何よりも、オオカミは人間のように家族単位で暮らす。
「動物が幸せを感じるとき」より抜粋
ワンコが、もともとの単独種であるのか、オオカミの子孫であるのか、
長く意見が分かれていましたが、ここ数十年では、
染色体が同じであるなどの事実から、ようやく、
「犬は、オオカミの子孫(末裔)である」という認識で落ち着いてきました。
そして、そのオオカミについて、驚くべき?事実・・・
オオカミは大きな群れでは暮らさず、家族単位で行動し、
優位(ボス)を巡っての争いもなく、至って平和な暮らしをしている・・ことも分かってきました。
このことは、著者であり動物学者のグランディンさんも、
「
オオカミの子孫である犬についても、考え方をあらためる必要がある」
と述べています。
つまり、ワンコの世界も、(仲間同士で)群れをつくる習性は無く、
まして、
ボスという権力を巡る血生臭い争いなど好まない、
至って、家庭的な動物であった・・・と言うワケです。


まあまあ。(^^;そこでケンカをしない。(汗笑)
とにかく、キミたちが人間と同じ『家族単位』で暮らす動物であることが分かったワケだし、
そうなると、人間と仲良く暮らせる理由も、納得できるよね。
無用な争いもイヤだしね。(*^^*)
しかし・・ってことは、キミたちの間での、これ↓に対する飼い主の認識も、

改める必要があるかも知れないね。(^^;
つまり、この↑争いは、
ボスを巡る抗争などではなく(苦笑)
単なる夫婦ケンカなのかも知れない・・と。
もっとも、夫婦ケンカには、権力争いの要素も含まれていそうだけど・・(汗笑)
それにしても、本当にアルファ[階級第一位]は不要なのでしょうか?
犬の訓練書をみると、支配についての記述が必ず出てきます。
そこで、彼女(グランディンさん)の本をさらに読んでいくと、
やはりありました。
ただし、野生のオオカミたちと違って、
つむあいのような・・・いわゆる
飼い犬となると・・・
本当の両親や兄弟姉妹と暮らす家族単位ではないから、
「
誰かがアルファ[階級第一位]にならなければならないだろう」
と彼女も述べています。
つまり、他人同士の群れであろうと、家族単位の群れであろうと、
統制を保つ意味では、やはり、ボス(リーダー)は必要だろう・・と言うワケですね。
しかしそれは、あくまでも家族単位での話であり・・・
犬が人間と同じ家族単位を構成する動物であり、
人間と(人間社会の中で)暮らす以上、
彼らに必要なのは、
ボスと言うより、両親(父や母)の存在なのではないか・・・とも述べています。
つまりその話を要約すると、ワンコにとって幸せなのは、
人間社会の掟(ルール)を教えてくれる飼い主がリーダーになることなのだと言う事ですね。
ただし、その為には、
「そのリーダーたる人間が、賢くなくてはいけない
そうでなければ、ワンコは幸せとはいえない・・・」と言うようなことも、グランディンさんは言っております。
結局そういう事なのね・・・と、
最後に大変に「ごもっとも」な、耳の痛い話でこの記事を終わりたいと思います。(^^;
ボクの幸せの為にも、賢くなってください。(切望)
なんなら、あたいが代行してもイイよ。
いえいえ、、ガンバリマス。(滝汗) いつもご来訪頂きありがとうございます。
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