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ワンコは幼いオオカミ

2012年04月12日 10:23

いつまでも子ども
犬は遺伝的に見れば、子どものオオカミだ。進化する過程で幼形進化という
段階を経た。・・・犬は、いわば成長が停止したオオカミ。


「動物が幸せを感じるとき」より抜粋



犬の誕生は、人間になついたオオカミが人間と生活を共にするようになった
約1万5千年前だと言われています。
年表をみると、地球規模では氷河期が終わりを告げようとしている頃で、人間が
石器の槍で狩りをしながらの暮らしから、ようやく農耕(定住)生活を始める過渡期・・
そんな時代から、人間と犬は共同生活をしていたのですね。
se-120411.jpg
それでも地球の誕生(46億年前)、人類の誕生(700万年前)からすれば
「昨日の出来事みたいな話」かも知れませんが、
しかし1万5千年は、やはり想像がつかないほど遥か昔であることは確かです。(^^;


さて、そんな野生のオオカミから分化し、犬となった彼らが、その先どのような
変化(進化)を遂げたのか、その過程がとても気になるところですね。

『イヌはこうして進化した』 (NHK地球ドラマチック 2011年放送)では、
オオカミは、自らイヌへと進化する道を進んだと自説を唱え、
イヌが現在のような「イヌらしい姿」になるまでには、それほどの時間は要さなかった
と言うような事を述べておりました。

つまり、一世代が10年から15年だとすれば、孫の代まで50年足らずであり、
そうした世代サイクルの中で、彼らは非常に速い速度で人間との生活に順応し
『オオカミから犬へ』と進化していった・・・と言うワケですね。


そしてココでようやく本日のテーマ、
グランディンさんの「動物が幸せを感じるとき」の話になるのですが、
犬はそうやって急速にオオカミから犬へと変貌(進化)を遂げながらも、
やはり、

犬は遺伝的に見れば、子どものオオカミだ。進化する過程で幼形進化という
段階を経た。・・・犬は、いわば成長が停止したオオカミ。


である・・そして、

オオカミの子は、生まれてまもないころは、生まれたばかりの犬の子とまったく同じように、
鼻が短く、ずんぐりしていて、耳が垂れているが、成長すると鼻が長くとがり、
耳も大きくなって立つ。だが、たいていの犬は、おとなになってもオオカミより鼻が短く、
ずんぐりしていて、耳も子犬のように垂れていることが多い。


と述べてられています。
なるほど・・・言われてみれば・・ですよね。
st-P1203171090711.jpg

つまり、、
犬はオオカミの幼少部分までを受け継ぎ、
そのうえで新たに「犬として独自の進化」を遂げていった・・
と考えられるワケですね。

もちろん、そうした進化が「良いか悪いか」という問題ではありません。
おそらく、人間との生活に順応するために、必要のないもの・・・
野生オオカミの習性の多くを・・自分ら削ぎ落としていったのだと思います。
だとすれば、それはそれで正解ですからね。


ただし・・・その習性(行動特徴)は、その顔だちにおおむね一致する
と、『幼形進化』のマイナス面とも言えそうな事も書かれています。

それはどういう内容かと申しますと、、

顔がオオカミに似ている犬種ほど、おとなのオオカミと似た行動をとる
のだそうで、
その最たる行動特徴として、
オオカミは、争いが生じたときに、たがいの意思を伝えるため、「攻撃」や「服従」の行動をとる
と言うのがあるのだそうです。

・・・と、この部分だけだと、「あ、そう・・(^^;そりゃ、ヨカッタですね」と、
何だかワカッタような、でも、それがどうしたの?と言う感じですよね。(汗笑)

しかし、前回の『ワンコはとっても家族的』のところで申し上げましたとおり、
オオカミは、家族単位で暮らす、争いを好まぬ平和主義者ですから、
実は上記の 
「攻撃」や「服従」の行動をとる
すなわち、「攻撃」だけではなく「服従」もできる
と言う部分がとても重要になってくるワケです。

服従ができなければ、(仲間との)争いが絶えなくなってしまいます。
しかし、攻撃もできなければ、狩りの手伝いもできないし、人間を外敵から守ると言う
番犬の役割も果たすことができません。

つまり、その両方が適所でバランスよく発揮できることが大事になりますから、
顔がオオカミに似て、オオカミに似た行動のとれるワンコたちは、
オオカミの良い部分(遺伝子)を受け継げた犬種である・・と言えるわけです。

※おそらく、犬が誕生した当初は、そうしたバランスの良い犬たちばかりだったと思います。
そうでない犬たちは淘汰され、犬らしい犬だけが残っていったはずです。
st-P1203171090710.jpg
そして、時代の移り変わり、、人間の生活様式の変化によって、犬たちの役割りも変化し、
現在の『愛玩犬』のようなワンコが誕生するようになった・・・のでしょうね。
st-P1203301090931.jpg
ノーコメントで・・(^^;

まあ、とにかく、それはそれでヨイとして・・・(笑)
じゃあ、オオカミに似ることなく、オオカミに似ない行動のワンコたちの
立場はどうなるのでしょう?(汗笑)
st-P1203221090782.jpg

はい、ご推察のとおり、
どうやら、
オオカミに似ていない犬種の子たちは、
「服従」があまり得意ではないらしい・・・
のです。(^^;
st-P1203281090881.jpg

それはどうした理由なのかと言えば、
要するに、
犬はオオカミの子どもと同じであり、そこで進化が止まっているので、
(犬の)遺伝子が「服従」まで学習していないから・・・
と言う理屈、、らしいのです。(^^;

おおよその動物たちは・・人間もそうですが・・・自分の身を守るために、
「攻撃」から発達させ、次に「服従」を学びます。

しかし、犬は(オオカミの)『幼形進化』した動物ですから、
『服従の遺伝子』まで辿り着けなかったのですね。。(^^;
st-P1203301090922.jpg

たとえば・・・
人間も子どもの頃は、服従よりも、暴れる(攻撃する)ほうが得意ですよね。(^^;
『服従の遺伝子』を受け取れなかったワンコたちは大人になっても、
なかなか学習できずに苦労する。>飼い主が。(汗笑)

ともあれ・・・
オオカミに似た顔だちのワンコは、比較的、しつけをしやすく、
似てない子は、しつけが、やや難しい・・

という図式が浮かび上がってくる・・らしいです。
st-P1203241090824.jpg
でも別にキミのことを、しつけがしづらい子とは言ってませんよ。(^^;

※もちろん例外的にオオカミに似ていなくても、しつけのしやすい犬種の子もいるので、
一概に「オオカミに似ない犬種はすべて・・」とは言えないでしょうけどね。(^^;
それはその犬種の歴史を辿ってみると納得のいく答えがあるのかも知れませんね。


そして、これも前回申し上げました、
彼らに必要なのは、
ボスと言うより、両親(父や母)の存在なのではないか・・・

にも結び付けることができます。

つまり、彼らは「いつまでも子ども」なワケですから、
ずっと(生涯)、しっかりと守ってくれる保護者が必要なワケです。(^^;
st-P1204051100119.jpg
さてウチの子は、どっちなんだろう?(苦笑)


愛玩犬として進化させられたポメにとって、今回のテーマは不利な話かも知れません。。(悲観的)
そうよね。。でも、カワイイことは罪だけど、最大の武器だと思うわ。おほほほほ。(楽観的)
何の解決にもならないけどね。(苦笑)

クリックありがとうございました。U^ェ^U


ちなみに、『犬種にみるオオカミの行動の数』と言う実験結果を以下の
『続きを読む』に載せてみましたので、宜しければご参照下さいませ。
犬種にみるオオカミの行動の数

1. シベリアンハスキー 15
2.ゴールデンレトリバー 12
3.ジャーマンシェパード 11
4.ラブラドールレトリバー 9
5.ミュンスターレンダー 7
6.コッカースパニエル 6
7.シェットランドシープドッグ 4
8.フレンチブルドッグ 4
9.ノーフォークテリア 3
10.キャパリア・キングチャールズ・スパニエル 2


ジャーマンシェパードとシェットランドシープドッグは、
顔の特徴が計画的に品種改良され、とくにジャーマンシェパードは、
外見を可能なかぎりオオカミに似せるよう改良された。だが、
たとえ外見をオオカミに似せても、一度失った行動は取りもどせない
のではないか・・・外見と行動はおおむね遺伝的に対応するが、
そうでない場合もある・・・
一方、猟犬が外見のわりにオオカミの行動をいくつも維持しているのは、
獲物を追うために何かと「先祖のもっていた行動」が必要だからだろう・・


「動物が幸せを感じるとき」より抜粋


※この実験はイギリスで、上記の10の犬種で行われました。
※オオカミがとる行動の中で、もっとも重要と思われる15項目の行動を選択し、
上記の犬種犬がそれぞれ何項目で同じ行動をとるかの実験です。

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まとめteみた.【ワンコは幼いオオカミ】

いつまでも子ども犬は遺伝的に見れば、子どものオオカミだ。進化する過程で幼形進化という段階を経た。・・・犬は、いわば成長が停止したオオカミ。「動物が幸せを感じるとき」より抜粋犬の誕生は、人間になついたオオカミが人間と生活を共にするようになった約1万5千年前...




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